手作りバイノーラルマイク

バイノーラル録音でどんな感覚が得られるのかをおおまかに試すために、手作り してみることにしました。

部品は100円ショップのイヤホン(もちろん100円)と、4個で100円の無指向性コン デンサマイク(直径6 mm)。イヤホンにドリルで穴を開け、スピーカにつながって いるケーブルを切り、そのケーブルとマイクをはんだ付けしました。1組150円の バイノーラルマイクですが、それでもきちんと頭外定位します。なお、録音と再 生には三洋のボイスレコーダを最高音質で使いました。

無指向性のマイクを使っていますが、念のため、マイクの受音面が上向きになる もの(ver. 2.0)と外向きになるもの(ver. 2.1)を作りました。第一印象では、こ れらのマイクで音の定位に違いはないようでしたが、他の人に試してもらうと ver. 2.1の方が良いということでした。

経験的には、マイクとケースの隙間をちゃんとフタしたほうがよいようです。

binaural
    mic. ver. 2.0 binaural
    mic. ver. 2.1
受音面が上向きのver. 2.0 受音面が外向きのver. 2.1

受音面は耳の穴の出口にあるべきでは、ということになりver. 3.0を作りました。 半分に切った耳栓に穴を開け、そこにマイクを差し込みました。理屈では ver. 2.xより良くなるはずが、印象はあまり変わらず、不満。

binaural mic. ver. 3.0
耳栓を利用したver. 3.0

実は、ver. 3.0の耳栓を外したものが最初のバージョン(ver. 1.0)でした。 ver. 3.0は1.0より確かに良いです。先行研究でも言われているように、 やはり耳の穴は閉じる必要があるようです。

やっぱりマイクとA/Dの品質を上げてみよう、ということでSony ECM-77Bを耳栓 に埋め込んだver. 4.0を作り、Roland UA-25に差して試してみました。すると、 格段に定位感が上がりました。

近々、収録した音も載せます。


Last updated on 3 Sep. 2006.
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